詩ーパースター福本(SPSfukumoto)です。
こちらは自身の詩を紹介するコーナーです。
解釈のサンプルとして僕の想いや解説を添える試みをしています。
解説なんて野暮な事はタブーですが、詩というものの魅力が少しでも多くの人に伝わって欲しいので古い概念をアップデートしていきます!押忍!!
詩【出逢えたこと】
出逢うこと
それは一度だけのこと
出逢ったこと
それは無くならないこと
出逢えたこと
それは嬉しいこと
出逢いの真理を詰め込みました
出逢いとは不思議なものです。全ての始まり。
出会いについて変わることのない真理を言葉にしておきたいと思い、この詩を作りました。
何百年経っても風化しない言葉で。本質よろしくの言葉で。
真理をわざわざ言葉にすると得てして「当たり前だろ」になりがちですがそういう現象こそ言葉にしておく必要があると僕は考えます。
ある個人に対して出逢うことっていうのは一回しかできないんですよね。一期一会という鬼クソメジャーな四字熟語もありますがその中身を贅肉そぎ落として第一段落に落とし込みました。
漠然といい言葉だという認識で触ってしまう四字熟語をあえて噛み砕いてもう一回口元に持っていきたい。
「出逢うということの凄さ本当に分かってる?」と。
第二段落でさらにもう一個!出逢いは絶対に無くならない。
記憶から消したとしても、どんなに相手を嫌いになっても、どちらかが死んでも。改めて出逢いって強固な現象だなと。
増え続けるのに無くならない。こんな都合のいいシステムあるのかとびっくりする訳です。出逢うってとんでもないよね。
恋愛終焉間近の若い女性とかが出逢わなければ良かったみたいに言ったりもしますが、落ち着けと。
出逢わなければその間の嬉しかった全ての出来事も存在しなかったのです。
ほとんどの人のほとんどの出逢いを天秤にかけたら悲しみより喜びの方が勝つと思っています。
だからこそ3つ目は、出逢えたことを完全に肯定したい。嬉しいことだと言い切るのです。言い切って決め付けるのです。
言葉から現実を作るのです。そういう強い決意みたいなものが最後に爆発しているのです。
この爆発はこの解説を読まないと感じられないはず!
出逢いを強く肯定し、言葉に残すことによって人々は出逢いを求めるようになる。出逢いとは掛け算を生むことで掛け算こそ人生の総和を増やす行為なのです。
この詩は我ながら形式美を意識しつつ、本質に触れられた詩だと自負しております。
自画自賛で終わらせたくないから何かを感じ取ってくれ。
収録詩集は「散るくせに咲く」
この詩が収録されている詩集は「散るくせに咲く」という作品になります。
第1作目という事もあって気合い入れて作ったのが懐かしいです。
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