こんにちは。詩ーパースター福本です。
こちらは【西野亮廣エンタメ研究所】オンラインサロンメンバー、1人にスポットライトを当ててインタビューしていく企画です!
過去のアーカイブはこちらからご覧ください。
今回はキングコング西野さんの絵本『ほんやのポンチョ』のキャラクターの名付け親でもある桑本 裕樹さんにお話を聞いてみました。
半年先さえ予測不能!?桑本 裕樹さん
世界一周は突然に。
桑本 裕樹(くわもと ゆうき)さん
髪を切りながら、世界一周した名古屋っ子。
フリーランスとして美容師をしながらコワーキングスペース「 エニシア 」を運営。
でも、ある人との出会いで急に方向性が変わったんです。
お店の内装とかにお金を使うよりも自分の体験に使うのもいいんじゃないかって。どんな人が作るのかが大事だなと。
「このままお店を名古屋で出したら自分の人生狭くなる!」って事に気付いたんですよ。
で、まぁわかりやすいのは世界一周だよねと。決めて周りに言った時はびっくりしてましたよ。
コンビニ行くんじゃないんだから。
僕、いい面でも悪い面でも人に影響を受けていく部分が多いんです。
色んなご縁をもらいながら。自分の意見だけで邁進するってことはあんまないかも。
例えば世界一周に関して、止めてくる人がいたんですけど、大体その人たちは海外行ってない。
その人なりには心配してくれてるんでしょうけどいちいち聞いてたらキリないですね。
自分が何もできなくなるから「ありがとねー」って行ってあしらいますね。
ではそうして始まった世界一周、どれくらいかけて回るとかは決めていたんですか?
ほとんどが観光ビザだからそうすると一つの国だと長くても1ヶ月が限度。
大体、それで出るとって思ってました…けど。
あとはシーズンによってのイベントというか例えばウユニ塩湖が綺麗に見える時期に行きたいから途中の国は通り過ぎるだけーとか。
景色とか自然がお好きなんですか?
その国に来てる観光客のことを見たりします。その人もその国を選んで来ているから。ある意味、僕と同じ。
自分がやりたいと思ったら勉強もするし、覚えたフレーズもすぐ使うし。
英語喋れないって人多いけど英語しか使わない環境に行けば嫌でも使えるようになりますよ。
とは言ってもアメリカとかイギリスとかのネイティブは難しいですね。早くて。
でも通じる時はある。嬉しいですよね。これで伝わったならもっと勉強しようって思ったり。
コミュニケーションでいいのはそういうとこですよね。
もっとちゃんと話せばちゃんと伝わるのに言葉を交わす数が減ってたり、丁寧に伝えなかったりもったいないですよね。
海外でのコミュニケーションの経験は美容師にも活かせてますか?
あ、そうそう。これは聞かなくちゃ。どこの国が特に楽しかったですか?
ペルー。
マチュピチュとかナスカの地上絵とかあるけど、他のとこもいいですよ。
川、とかね。
イカダを現地の人に作ってもらって。職人が現地にいるから。
スタート地点の村からゴールの村まで2週間かけて渡るんです。
イカダってどれくらいの大きさなんですか?
3畳〜4畳くらいかな。壁と屋根はあって。簡単な木のおうちみたいな。で下はぶっとい木があって。物が落ちないように下には床があって。
最初は「ウェーイ」でいけるけど、長くは続かない。
そこから自分たちがどう楽しむかを考える。1日中、小説読んだり、撮影会を初めてみたり。でも帰りてーとか降りてーはなかったです。
1回目は、持って行った水が残り少なくなっていって、水飲むのを禁止にしてる時に一人のやつがいきなり飲み始めたんです。
「お前ふざけんな!」って総スカン。みんなキレてました。
でもそいつは天然キャラなやつだったから。最後は許されてましたけど。
でもそれくらいです。比較的仲は良かったですよ。
イカダに乗った時点で2週間はともに流されることは確定ですからね。
川にも賊がいるらしくて。海賊みたいな。
僕らは動力がないから逃げられない訳ですよ。万が一狙われたら終わり。物盗られて終わりですよね。
モーターの音とかが聞こえて来たらグッて身構えてました。
「お前ら何してんだ?」って。魚くれたり。
ある日、「こんだけ水あるんだから飲んでみようよ」ってなったんです。
水不足も乗り越えられるんじゃないですか?全員お腹を壊さずに行けました。
面白いと思うのは、日本で生活してたら出会わない人とか起こりえない出来事が嫌でも起こって来たりするんですよ。
それを自分なりに受け止めて対応しなきゃいけない。
日本に住んでたらそういうトラブルが起きないようになってるじゃないですか
あの経験しとけば、大体、何があっても生き残れるなとは思うんですよ。
その海外の体験を、本にまとめたいなと思ってるんです。
で、クラウドファンディング立ち上げたんです。シルクハットで。
桑本さんの詳しいプロジェクトの内容は
こちら。
SILKHAT(シルクハット)とは?
WEBサービスを通じて、アイデアを実現したい人が不特定多数の人たちから資金を集める「クラウドファンディング」のプラットフォーム。※群衆(CROWD)×資金集め(FUNDING)=クラウドファンディング(CROWDFUNDING)。吉本興業プロデュース。
クリエイティブなアイデアをプロジェクトとして提案する人々を「プランナー」と呼びます。プランナーは資金を集め、自身が掲げたプロジェクトを遂行することができます。
海外に限らず、読んだ人が一歩を踏み出せるような本にしたい。きっかけになってほしい。
ちょっとずつブログでも何でも書いてチラ見せしていったらどうですか?
ちなみに、僕、クラファンで資金を集めて本出したんですよ。詩集ね。
詩集よりは世界一周とかのがキャッチーだからいけますよ!楽しみです!
美容師としての新しい働き方
何がいいって。売上が立って初めて場所代が出ていく仕組みだから、固定費がかからない。
僕みたいに完全にフリーで働いている人は少ないかもしれないですね。
大体、お店に所属する人が多いですよね。
僕は1日の中で美容師じゃない時間と、美容師の時間が交互にやってくるんです。
移動とかが一回リセットできたりしていいんですよ。自分にとっては。
逆もある。髪切ってるお客さんがコワーキングスペースに来てくれたりもする。
メリットしかないのになって感じ。
美容師は美容師だけをやってるパターンが多いですよ。
本当は美容師はもっと外に出て行った方がいい。
この人と話してたら楽しいから、髪を切ってもらおう。ってなるほうがお互いのメリットになりますよね。
お客さんいない時は自分の仕事を進められるし、いいですよー。
デメリットがあるとすれば時間管理を自分でしなきゃいけない。とかそれくらいですかね。
あとは移動が苦じゃなければ。
世界一周も前々からやりたいっていうことじゃなかったし。
だってお店辞めて独立して自分の店を持とうと思ってたのに世界一周出てるわけじゃないですか?
で帰ってきてからフリーで美容師やってる。
もう自分で自分のことがわからないですよ。
半年先すらわからない笑。
本屋のポンチョの名付け親!?
そこから考え方とか面白いなーって思って。
あ、そうそう。でも言いたいことは1つだけあります!!
そうだったんですか!
製作途中でキャラクターの名前を募集してポンチョに決定したのは見てましたけど、まさかそれが桑本さんだったとは!
なんと、桑本さんが名前をつけていたポンチョ。
絵本「ほんやのポンチョ」をまだ入手してない方はこちらから
↓
福本からの紹介って言えば90%オフになりますよね!?
仲良くなってみたい方は直接アプローチを。
桑本さんのFacebookはこちら。
インタビューを終えての感想
先ほども書きましたが、ネタの宝庫でした。
話した感じ、物腰は柔らかい方でした。でも聞けば聞くほど強さというか人生をドリブルで進むような突破力があるなと。
半年先のこともわからないっていうのには、考えすぎな僕的には勇気というか元気をもらえた感じ。
世界一周って言葉にするとよく聞くし、漠然としかイメージできないけど体験としてはやっぱり貴重。
桑本さんがすごいのはコミュニケーション、美容師、世界一周、コワーキングっていう一見バラバラの出来事を全部、繋げて人生にしてるとこ。
これからの「新しい働き方」っていうテーマでも十分話せるだろうし、「自分だけの体験の作り方」っていう切り口でもいけそう。
「時間管理の話」も聞いてみたいし、「悩まないメンタルの作り方」とかも引き出せるのかな。
あれ?直感とか言ってるけどもしかして意外と戦略家なんじゃね?って思っちゃいました。まぁとにかく楽しかったですー。
髪切ってもらおうかと思ったけど、僕は自分で切ってるんで大丈夫です!終わり。
詩人やライターとして活動。インタビュー終えた後「楽しかったです!」と言われる確率90%。リズムとユーモアを大事にした読みやすい文を書きます。インタビューやライターなどのお仕事依頼はコチラ。想いを言葉にするのが得意です。詩人としての作品が気になった方はコチラを見てください。懇願。