こんにちは。福本です。
【西野亮廣エンタメ研究所】オンラインサロンメンバー1人にスポットライトを当ててインタビューしていく企画です!
過去のアーカイブはこちらからご覧ください。
もくじ
人の心を軽くする片づけのプロ。月足 沙織さん。
月足 沙織(つきあしさおり)さん
「片づけられなくていつもモヤモヤしている方へ」
思考と空間の整理のプロ。ライフオーガナイザー ®。
片付けのプロ!ライフオーガナイザー®とは?
一応、名前はライフオーガナイザー®と言います。ライフオーガナイザーの協会があって、資格を取ったら、肩書きを名乗って働けるって流れです。
片付けっていうと、とにかく綺麗にすればいいってイメージかもしれないんですけど、無印とかIKEAとかのおしゃれでシンプルな収納を使ってみたいなね…笑。
でもそれが全てじゃないです。
私のやってるライフオーガナイザーっていうのはいきなり「物を片付けよう」っていうんじゃなくて、思考を整理するのが先です。
それを聞いた上でじゃあ、どんな風に片付けていくかっていうのを提案していくっていくという感じですかね。
その人の行動の癖であったりとか、性格に合わせて仕組みを考えることを意識しています。
例えば、細かく仕切ってある方が使いやすくて気持ちい人もいれば、細かすぎると面倒臭くなって戻さなくなちゃう人もいますよね。
一時だけ綺麗にすればいいんじゃなくてその人が一人で綺麗さを維持できるようになってほしい。
だから維持の方法なども提案します。
あ、そうそう。ライフオーガナイザーにもいろんな人がいるんですよ。
キッチン周り専門の人とか、洋服クローゼットメインでアドバイスする人もいるし。人それぞれ自分のやりたいことと組み合わせてアドバイスしてますね。
ほら、心がモヤモヤしてる人って部屋も散らかるじゃないですか?
なんか、カウンセリングっていうと心が病んでる人が行くみたいなイメージちょっとありませんか?
そこが片付けってなればハードルは下がるはず。がっつりカウンセリングとかではないですけど片付けを通して心のモヤモヤが一緒に解消できたらいいなと思うんです。
人生の目的はこれ!
嬉しいとか、楽しいとか。幸せでいたいとか。綺麗な部屋になった上で何がほしいのかですよね。なのでそこにつながるようなアプローチをしていきたいとは思ってます。
自分が充実した人生を送る上で片付けをツールとして使ってる感じです。
例えば、片付けでも「捨てる」って決断なんですよね。決めること。捨てると戻ってこないから。そのあとなくなってもいいっていう潔さがいる。
自信がないと決断ってできない、つまり自分に自信がない人って捨てるの苦手だったりするんですよ。
とにかく、依頼者の方には気持ちを楽に人生を過ごしてほしいんです。
私の幸せって「人の心が軽くなったなって感じられた瞬間」なんです。
この考え方を持ったら楽になるんじゃないかなっていうのを伝えることが多いんです。
で、「ああ、そっか!」みたいになってくれるのが嬉しい。無性に嬉しい。
何年か前に気づいたんです。この瞬間が幸せだって。
で、「あ、これを目的に生きよう」って決めたんです。
つまり、片づけは私が生きる目的を達成ための手段の一つってことです。
気付いたきっかけ的な出来事は何かあったんでしょうか?
ある日、友達が悩んでて半泣き状態で電話をかけてきたんです。で、2時間、3時間電話で話を聞いてたら最終的に「ありがとう!!」って言ってくれたんですね。
明らかにテンションが変わっていい感じに電話が終わった時に
すごいいいなーって感じたんです。「あーなんかよかった」って思えたんです。
ここがきっかけだと思いますね。
それからも似たようなことがあるたびに「ああやっぱいいな。いいな」って確信を深めていった感じです。
好きなことを掛け合わせたら、天職に辿り着いた
ぜひ、過去を振り返りながら詳しく聞かせてください。
この場所は教科書とか、この順番に並べて、引き出しはこれとこれを入れてとかを無意識に綺麗にやってましたね。
自分のことをあんまり話すタイプじゃないんで聞いてほしい人が集まってくるのかも。
JKって自分が話したくてしょうがない生き物だと認識してましたが、そうじゃないこともあるんだ笑
そのあと家計の足しにと派遣の仕事を始めて、でその後離婚しました。さすがに安定した職に就かないと思って正社員になったんですけど、そこの会社がなかなかのところで…
生活もあるし2年半は働いたんですけど、ここの会社でずっと働くイメージはできなくなっていって、
安定したお金のためだけにこのストレスをずっと一生抱えていくのと、
不安定かもしれないけど楽しく生きるのとどっちがいいかなって考えた時に「いや不安定でいいし!」ってなったんです。
それで思い切って辞めました。
その時点で1年後にインテリアコーディネーターという資格の試験があったんです。合格率3割くらいのやつ。1年勉強し続けて合格したら本気だなと思って自分を試しました。
で、無事合格。
その辺りから心理学に興味が出てきて。二つを混ぜたようなことをできないかなーって思うようになったんですよね。
空間を整えつつ、心に寄り添った仕事。色々調べてたらライフオーガナイザーっていうのを知って、「これいいじゃん」ってなりました。こちらもまた資格取って。
結構みんな簡単に始めていて、それなりにできてる人がいると安心はできるじゃないですか。
そこから無理に正社員を目指さなくてもいいと思ったんです。
で、起業したんです。自分のやりたいことと、自分をどうしていきたいかっていうのに向き合ってるうちにこうなったって感じですね。派遣の仕事をしながら自分でも動いています。
人も分析しちゃいます。良くも悪くもね。でもアドバイスする時には絶対、分析は必要じゃないですか?
ビジネスとかでも自分が無意識とか簡単にできちゃうことこそ才能だっていう話よく聞くじゃないですか。
片付け、人の話聞く、分析。
それに加えて興味のあること、心理学とインテリア。
これが全部入ってるからライフオーガナイザーになるべくしてなったなぁって思いますね。
得意なことや好きなことを手繰り寄せたら辿り着いた感じですね。
まだ始めて日も浅いのでそこまで多くの仕事を経験はしてないんですが、成れてる状態ですでに満足なんですよ。何を持って成功っていうんだろう。
自分の中では成功に近いんです。これだけ自分に合ったものが見つかった時点で幸せ。
大事なものは、もうすでに持ってる
根本で「どうせどうにかなる」って思ってるんです。
今、平日は派遣として働いているのですが、定年後どうするとか正社員は話してるんですけど。私、退職金なんてそもそもないですから!!
それを心配し始めたらキリないんですよ!生きていければいいですよ!だから不安はないです。
どうなるかもわからない未来に不安を持つのってどうなんだろう。今が不安ならこれからずっと不安しかない。だって未来って今の連続じゃないですか。
人に何を言われようが。楽しいのも苦しいのも私なんでね。ある意味自己中心的なんですよね。
あ、ちなみに心理学に興味を持ったきっかけは【ホンマでっかTV】の心理学の植木先生です。説明がうまくて論理的でわかりやすかったから。
周りの友達がメンタルやられてたりしてうまくアドバイスしてあげられたらいいなと思ったりして。心理学知れば知るほど、相手がどう悩んでるかがわかってきてますね。
そうすると自分もわかってくる。こういう思い込みあるなーとか、じゃあやめればいいや、みたいな。
ある事、足りてるって事に気づきやすくなる。そうなると別に買う必要がないことを知る。
別に買わなくていいや。「十分持ってるし」ってなると思うんですよね。
オンラインサロンで世界が変わる?
やっぱ共通言語があるから話が盛り上がりますね。
イベントの話、レターポット。初めて会うのにすんなり喋れるっていう不思議な感覚は感じました。「人見知りなのに私!」みたいな。
コメントとか会話で否定とかがほとんどない。参加しなくても読むだけ「ここの世界は優しい」って思えるし西野さんをはじめ自分らしく生きている人が多い。
これが10万人になれば相当優しさが広がって世界が変わるんじゃないかって期待したりもしてます。
その10万人の周りにも人がいるわけだから。
人を責めてることがアホらしくなるような空気をみんなで作れたらいいなと。
優位に立ちたいとかdisるとかダサいなーってなればすごいいい。
その人がその人らしく生きていけばいいですよね。取り繕わなくて素直な方がいい。
外側からどうにかするんじゃなくて。身につけてきたものを離して自分だけ。になった方がよっぽど綺麗なんじゃないかって思うんですよ。
一番欲しい言葉をもらいました!
その方は「こうすべきだ」っていう形が自分の中にあったみたいでそれができないのは自分がダメだからだって思い込んでたらしいんです。
でもそんなことないよっていうのが伝わったんですね。終わった後の感想で「心が軽くなりました!」って言われたんですよ。
一番欲しかったダイヤモンドみたいな言葉がむき出しでドン!
「私はこれがしたかったんだ!」って感じです。
1日中ほわーんってしてました。
正直、誰かに自分を知ってもらいたいとか、相手にどう思われたいとかもないんですよ。
私が教えた、とか私が関わったからっていうのがどうでもいい。私のことなんか忘れてもらってもいいんです究極は。
その人が片付けられるようになるならそれがいい。
(セミナーの様子。密にコミュニケーションができそうな距離感)
あと、今年は1件でもいいので実際に依頼者のご自宅にお伺いして作業をするのを目標にしています。
とにかく私は相手の心が軽くなるってことを一番に目指します。目の前の人に自分らしく生きてもらうことが私の幸せです。
正社員だった時は安定のために稼がないとって思ってて目的がお金になってたんです。でも楽しくなかった。今はその逆です。
この仕事は一生続けるんだろうなって。ずっと続けていきたいです。おばあちゃんになってもね。始めてまだそこまで経っていないので実績はまだ全然ですけど、想いはめっちゃあるんです!
私、一見、ミステリアスとかクールみたいに言われるんですけどやりたいことやってるし、意外と熱いものを持ってるんですね!って言われます笑。
月足さんのブログはこちら。
考え方においても気持ちが楽になったり、ヒントとなる言葉があるので気になったら覗いてみてくださいね。
インタビューを終えての感想
とにかく感じたのは月足さんは自分の幸せをわかっている。
これだ!と明確にわかっている。それが何よりも最強だと思う。もうそれが最強なのだ。他人が関係ないから。幸せを追求すればいいだけだから。ただ、その幸せとは他人を喜ばせることであるから自分の幸せを追求すればするほど他人の幸せを生むことになる。
だから最強なのである。
絡み合ってて支え合ってて。
インタビュー中こっそり今の自分の小さな悩みを話してみました。ここに書くまでもないことですが。
そしたらさすがの聞く力を発揮していただきました。諭すでもなく、担ぐでもなく、怒るでもなく、すっとニュートラルな考えを提案してくれました。
そして僕の心はすっと軽くなったのでした。
詩人。ライターとして活動。インタビュー終えた後、「楽しかったです!」と言われる確率90%。リズムとユーモアを大事にして読みやすさを意識した文を書きます。想いを言葉にするのが得意です。インタビューやライターなどのお仕事依頼はコチラ。詩人としての作品が気になった方はコチラを見てください。懇願。